遊学芸

「人を育てるゲーム」を目指してテーブルゲームを作成しています。コミュニケーションとゲーム研究会始めました。

サポート狛江さまにて、GM養成講座の講師をしました。

サポート狛江_0003

 遊学芸の保田です。先日、サポート狛江さまに講師として招かれ、子どもたちにTRPGを行いたい支援者に向けて“いただきダンジョンGM(ゲームマスター)養成講座”を行いました。
サポート狛江さまに関して詳しくお知りになりたい方へ→サポート狛江さま

 過去にTRPGを体験した支援者の皆さんから、TRPGは面白いけど自分が司会進行役のGMをするのは無理という声が多数あると『いただきダンジョン』の共著者である加藤氏から聞いていました。この講座では、支援者の方々にTRPGの有用性や、GMを体験してもらうことで、GMをするのは決して無理ではないということを伝えるためプログラムを組みました。

 参加者の中にはTRPGについて知らない方もいらっしゃったので、基礎知識やGMのやり方等の講義資料を交えて、前半に私GMで参加者の方々にはプレイヤーとして『いただきダンジョン』を体験。後半は各参加者が『いただきダンジョン』のダンジョンシナリオを作成し、2名ほどGMとして『いただきダンジョン』に挑戦してもらいました。
 TRPGにおいて、楽しさというのは重要なため、ただ勉強会をするのではなく、実際にゲームを楽しんでもらうようにしました。ゲームプレイ中の楽しそうな様子や感想などから、それが上手くいったように思えます。
 参加者の皆さんからは、「TRPGは子どもたちの興味を引き出すけれど、ルールが複雑でハードルが高く、子どもたちだけで遊ぶと1~2回で辞めてしまうことへのリカバリー」や、「想像力が乏しい子どもに対してのフォロー」、など実際の子どもがTRPGを体験することを想定した質問が来て、質疑応答は大いに盛り上がりました。
 また、今回、主催してくださったサポート狛江の栗原様から、以下のような嬉しいメッセージをいただきました。

「保田さんが作ってくださったGM養成講座のレジュメ、複雑でちょっとと無理とあきらめていた私にも、とてもわかりやすかったです。思いがけずプレイしてみて、ほんの少し、私もやれるかもと思ったほど、新鮮な楽しい時間でした。」

※ここでのTRPGは、ダンジョンズ&ドラゴンズ第2版(1977)頃から使われるようになったRPGというジャンルを指しています。

↓シナリオ作成の様子。ルールブック片手に、1時間でシナリオづくりに挑戦してもらいました。ダンジョンの形は同じなのに、一人として内容が被らなかったです。
サポート狛江_0002

↓後半戦。TRPGを初めて遊んだその日に、GMに挑戦した方もいらっしゃいました。どちらのゲームも参加者が楽しんでいました。
サポート狛江_0001
サポート狛江_0004

また、他の参加者の方々からの感想として、「一から段階を踏んで解説があり、参考になった」「楽しさと難しさを感じた研修」、「簡略化し、45分の授業時間に落し込める方法はないか」、「なんでも体験するというのがそのものを知る一番の近道」、「コミュニケーションスキルが必要な場面が恣意的ではなく自然な形であらわれるので、押しつけがましくなく、楽しく取り組める」、「GMのスキルの重要性を感じた」、「TRPGが向く人と向かない人がはっきりいるだろう」「楽しかったがキャラ&世界観と実際の自分の齟齬が少し気持ち悪い」といった感想を見ると、やはりTRPGというのは魅力的ではあるものの、説明や体験を通しても、実施するのが難しい部類なのだと改めて感じます。
 実際のところ、GMはワークショップの司会をするようなものですし、100頁を超えるルールブックのTRPGは少なくありません。ゲームの世界とそれを遊ぶ参加者同士の世界というTRPG独自の二重構造のやり取りに抵抗が生じてしまうのも頷けます。また、様々なルールが組み合わさった相乗効果で独特の楽しさを生み出すため、単純にルールを減らせば良いとも限らないのが悩ましい所ですが、なんとかして上手い具合にできないかを考えてみようと思います。
 ただ、そういった難しい要素が揃っているゲームだからこそ、やりがいと達成感があり、ゲームのキャラクターだけでなく、参加者自身の成長が大いに期待できるゲームになり得ます。TRPGの魅力のひとつには、挑戦するという言葉が入っているのかもしれません。
 なんにせよ、参加者の皆さんに楽しんで帰ってもらえたのがなによりでした。TRPGというのが楽しいものだということが、GMをする時の一番の原動力になるはずなので。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する